
ほんとの話かどうか分からないけど・・
認知症の進行状況をチェックする看護婦と認知症患者の会話。
看護婦:はーい、おじいちゃんおはようございます。お名前教えてくださーい。
患者:・・・
看護婦:はーい、お名前教えてちょーだい。
患者:ったくぅ。まーず、物覚えの悪い女だなぁ、昨日も教えたズラ。
看護婦:ごめんねぇ、いいから、また、教えてぇ。
患者:あのなぁ、人に名前を尋ねるときはな、まず、てめぇの名前を名乗ってから聞くってのが筋ってもんじゃねぇだか、おめさまは何て名だ?
看護婦:そっかぁ、そうだよねぇ。私の名前は、よしながさゆりでーす。
患者:さゆりか、いいか、頭のところに、おれの名前が貼ってあるからそれを見て覚えろ。明日から、いちいち聞くんじゃねーぞ。ったくぅ。
認知症になるのはしょうがないにしても、一番困るのは、こういうふうに、自分が認知症だと認知できなくなることだよね。
認知症予防対策委員会事務局次長補佐のてっちゃは、今年、認知症予防のため『哲(さとじ)の認知症予防_実践編』と題し、Facebookで、報告をしてまいりました。見てくれたかやぁ。
しかし、なかなか、決定的な認知症予防策も見いだせないまま、年の瀬を迎えてしまいました。
だけど、来年は見ててね。いい考えが浮かんだだ。
さとじに認知症の症状が出たとき、それをそれとなく教えてくれるシステムを作ればいいわけよ。そのサインが出た時、さとじは、それを見て自己を戒める・。
そのシステムこそ「イエローカードシステム」。
手順1、家族やスタッフ、友人にイエローカードを配る。
手順2、さとじの様子がおかしかったら、サッカーの審判のように胸からイエローカードをサッと、さとじに見せる。
手順3、それを見たさとじがニコッと笑って親指を立てれば一応大丈夫。
だけど・
「ちょっとぉー、審判、審判、どこ見てんのぉ、足を先に引っ掛けたのは、あいつじゃん、おれじゃねぇずらよぉ、も、やだくて、やってられねぇ・」
両手を広げて審判に詰め寄る選手のような仕草をしたときは、そうとう進んでるね。認知症度。
で、慣れてきたら、皆さんにお配りしたイエローカードを返して頂き、今度は、さとじの胸のポケットにだけ入れておいて、自分でおかしいと思った時は、サッとカードを出して自分に警告を与えるのです。
いい考えずら。
そりゃそうと、皆様、あわてて餅などのどにひっかけないように、どうぞ、良い正月をお迎え下さい。(2014/12/27 記)