A:どさ
B:ゆさ
(解説)場所:雪が降り注ぐ雪国の夕暮れ。頭からすっぽりマフラーを被った二人のご婦人がすれ違う。
A:どさ(どこへ行くだね?)
B:ゆさ(お湯へ行くだわい。)
寒いからあまりしゃべりたくないだね。
それがせ、おらとこも、暑いせいだか、会話がかなり省略されています。
さとじ:なにょ、なんしてくれたかや?
もーもー:なにょってなんだい?
さとじ:昨日話したなにさ。
もーもー:昨日、なんか、頼まれたかいね。
(解説)「なにょ、なんしてくれたかや?」(頼んでおいた請求書、送金してくれたかや?)
(注)「なにょ」=「何を」の短縮形
「なんする」=「何をする」
会話の大部分が、「なに」に加え、これ、それ、あれ、どれ という代名詞で占められるようになってきているのを実感しております。
便利といえば便利だけど、医学的にいうと、かなり、悪い状態ではないでしょうか。
さとじは、パソコンの職業訓練(三か月間)のセンセをしているのですが、前回の実話だけど、朝の挨拶が終わったら〇〇〇〇まいさんがいきなり
「センセ、生徒の名前をフルネームで全員呼んでみてくださーい」っていうじゃぁねぇ。
名前がすっと出てこないので、名前を間違えたり、「えーと、そこのセニョリータ」とか、「そこの角のねーさん」とか、まいさんのことも「まいまい」とか「マイマイガ」とかって呼んでいたので、頭にきただね。
あせっちまって、「いいですよ、いいどこじゃね、もちろん、全員、フルネームで呼ばっと思えば呼べますが、今日は、時間がないので、やめときます」ってごまかしたってこんさね。
人の名前の覚え方、だれかに教えてほしいのだけど、難しいね。
一生懸命暗記して、次の朝、いきなり、
「出席をとります。呼ばれた人は、元気にご返事をお願いします。みや〇〇とも〇さん、こま〇わか〇さん、・・・」
名簿見ないで顔を見ながら全員(10名)無事呼び上げることができましたよ。そしたら、みんな、拍手してくれたわね。
認知症予防対策として、人のお名前をフルネームで覚えるというのは、大変効果があると思うので、みてましょ。8月3日からまた次の職業訓練がはじまるので、今度は初日から、ばちっと決めてやるでね。(2015/7/31記)