
スタッフのM子さんの話によると、
自宅でおこなった法事が終わり、親戚のおばさんが、車で帰って行きました。
ところが、じきに戻ってきたので、忘れものでもしたのかと思ったところ、
「財布を落としてしまった」
「クルマの屋根に財布を載せたまま出発してしまった」と。
これは一大事、慌てて一緒に道沿いを、くまなく探してみたけれど、見つからない。
お金は仕方ないけれど、財布にゃ家のカギが入ってる、家に帰っても中に入れない。
困った困ったと大騒ぎ。
夕暮れになり、あたりが薄暗くなってくる。もうだめだ。あきらめかけてしょんぼりするふたり・・・。
その時、どこからとなく、カラスが一羽現れて、数メートル離れた田んぼの畔に舞い降りた。
慌てて駆け寄ってみるふたり。あ、あったあったあった。手を取り合って喜びあうふたり。
カラスさんありがとう、ありがとう。
カラスは、かぁかぁ鳴くばかり。
きっと亡くなった父さんが、カラスになって教えてくれたんだ。ありがとありがと、お父さん・・。
(以上、そんな様な内容でした)
いいお話じゃん。お父さん、カラスに変身したんだね。
なんか、テレビで放映されてもよいような、めでたいニュースなんだけど、認知症予防対策実行委員長補佐のてっちゃが問題視するのは、財布を車の屋根に載せたまま、発車してしまったということ。
財布という実に大切な、絶対無くしてはいけないようなものを、車の屋根に載せたまま走るなんて、普通こういうことするぅ?
ところが、ところがせ。おれも似たようなことやっちまただ。
精米所から精米してもらった米を軽トラのけつにつけて家まで運んできたってもんせ。
何キロあるか知らねぇが、荷台から下して家の中まで運んでくるのがえらくてえらくて息ぜーぜー。
昔はこんなもの、がいっと運んだもんだがね。
やれやれ、一大作業が終わって、スーパーに買い物に行ったってもんだわ。
スーパーに到着して、車から降りたらせ、軽トラの荷台の後ろの名前はなんていうか知らないけど、ほれ、パチンと外したりしめたりする枠。(写真参照)
そいつが外れたまんまになってるじゃん。
ずーとぶらぶらしたまま走ってきたってもんだわ。
米下した時、閉めるの忘れちゃっただね。
まーず、こっぱずかしいじゃねぇ。
後ろについた運転手さん、たぶん、「ばーか、なにやってんだか」とおもったずらね。
それはいいとしても、荷台にあった箱、落ちなんでよかったずよ。
落ちりゃえらいことになってたな。(冷や汗)
言わなきゃいいものを、もーもーにちょっと漏らしたら、さぁ、いけねぇわ。
もーもー: どうして、閉め忘れただ?
さとじ: だって、米を下して疲れて忘れちゃっただね・・・
もーもー: 言い訳はするな。どうして、閉めなんだだ。理由を言ってみろ。
さとじ: だ、だから、米を・・
もーもー: 箱が落ちたらどうするだ。まーず。だいたい、なんでいつも荷台にでかい箱を3つも載せたまま走っているわけ?中に何が入っているか申してみよ。
さとじ: はい、お代官様。一つは大工道具が一式入っております。一つは、灯油の空タンクが3つ。もう一つは、ごちゃごちゃしたものが入っておりまする。
もーもー:ったくもー、いい加減にいたせ・・。今度からよいか、必ず、指差呼称するのだぞ。「荷台、よしっ!」 (2016年3月31日記)
“第116回 車の屋根に財布を載せないように” への 1 件のフィードバック