
恥ずかしながら、てっちゃが時代の変化に対応できていないというか、ついて行けないひとつの例として、
ズボンのことをパンツというようになったこと、があげられる。
なんでそうなっちゃったの?
いいじゃん、ズボンはズボンで。
以前からのパンツに失礼じゃん。と、怒っているのです。
それに、あれだね。ズボンのことパンツって言うときって、若い衆は、「パンツぅ」って言ってるね。音階でいうと「ラララ」って感じだね。あれもなんかついて行けないです。
店でズボン買うときなんて、ぜったい、「パンツぅ」なんて呼んでやらないもんね。
それに、最近、高校野球見てて改めて思ったんだけど、スコアボードっていうのかやぁ。ストライク、ボールを表示するやつ。
あいつ、昔はストライクが上にあって、ボールが下にあったが、いつの間にか、ボールが上になっちまったじゃんね。
あれって、いつまでたっても、どうしてもなじめないというか、ついていけない。
そのたんび、カウントを見直して、「そうかぁツーストライク、ツーボールかぁ」と昔流に翻訳しているんだよね。
てっちゃが最近プロ野球をまったく観なくなった原因にもつながってると思う。
ボールを先に表示するか、ストライクを先に表示するかというのは、実は、アメリカ人と、日本人の、なんか、よくわからないけど、重大な根本的な精神構造の違いがあるような気がするんだけど、考えすぎかなぁ?
バッターの立場に立ってみると、ばっちっと「ツーストライク、ノーボール」と宣言されると、「あぁ、もう後がない、やばい」というような気分になるけど、「ノーボール、ツーストライク」とくると、「ツーストライクで後がないけど、今度はきっとボールがくるかもしれない」というような気分になるような気がするのだけど、どうずら、てっちゃだけの精神構造かな?
ついて行けないといえば、てっちゃは「求職者支援訓練」のセンセをやってるのだけど、受講生の中には毎回、「ついて行けません」っていう人が出現する。
「歳だからパソコンはやっぱり無理だわ」とか「パソコンやったことないので分からない」とか、開講してから二日目位で、すごく自信たっぷりにおっしゃるのです。
「わたしゃ初心者なんだから、もうちょっとちゃんと教えてよ、理解できないのはセンセのせいよ」と、言ってるようにてっちゃには聞こえます。
で、焦って「歳とか経験は関係ないです。もうちょっとがんばりましょ。最初はみんな初心者だでね」って、言うけど、切ないもんですよ、センセとしては。
だけど、この前、若い20代の受講生ったら、「私、若いから、パソコンにはついていけません」っていうじゃねぇ。おどけたずよ。
若いゆえ、ついていけないってのも、ついて行けない理由のひとつであるようです。
てっちゃ、そういう子について行けない。(2016/8/31 記)
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