
世の中、分からないことだらけなんだけど、そのうちの一つに、ホテルにある洋式の風呂の入り方があります。
まず困るのが、脱衣所というのがないので、どこで裸になるかということ。
まぁ、普通は、洗面所兼トイレ兼風呂場で、恐る恐る裸になるんだろうね。
昔、ラジオで「小沢昭一的こころ」ってのやってたのだけど、宮坂おとうさんが、出張でホテルに泊まったってもんです。
風呂に入らっと思って、すっぽんぽんになってドアを勢いよく開けて飛び込んだら、廊下だったってわけよ。
ドアは自動ロックで閉まっちまって、もう戻れない。さぁいけねぇわ・・、そういう話なんだけど、笑ったずよ。
で、その脱いだものをどこに置くかという問題に直面することになる。
まぁ、普通は、バスタオルなんかおいてあるところに適当に置くのだろうね。
お湯を溜めるのだって、注意が必要だよ。「お風呂が沸きました」なんて言ってくれないから、注意深く、何回も何回ものぞきに行かなければならない。
湯船に入るのも恐る恐るだね。
なんか、はじめから、寝たように横になるのもなんか、抵抗あるなぁ。
疲れているから、そのまま寝ちゃって、お湯飲んで死んじゃうかもしれないじゃん。
で、一番の問題が発生する。
さとじは、通常、風呂に入った時、ひげを剃刀で剃るのだけど、洗い場がないので、困っちゃうわけよ。
いったん、湯船からでて、びしょびしょのまま、洗面台のところでその作業をするのもなんかやだなぁ。
そういう習慣がないから、なんか落ち着かない・・。
しょうがないから、湯船の中で、お湯にしたりながら、ひげそるのだけど、鏡がないので、もみ上げのところがバッチと決まらないわけよ。
次はシャンプーです。
皆さんは、頭なんか洗う時どうしてますか?
溜まったお湯はどうしてますか?
いったん、全部流しちゃってから、作業に入るわけ?
さとじの場合は、栓を抜きながら、作業に入ることにしていますが、これって、間違ってますか?
シャワーカーテンとかを閉めるのは良いのだけど、ちらちらしたカーテンが体にくっついたり、せまっ苦しく、やだなぁ。
シャンプーの泡が、足元にまとわりついたりして気持ちの良いものではありません。
で、シャワーでその泡を流して、今度も恐る恐る湯船から出るわけだけど、小さいタオルが一枚おいてあるだけだから、どうしたって、床がびしょびしょみたいになっちゃうよね。
いつもなら、頭洗ったら、また、湯船に浸かって、ためいきなんかつくのだけど、もう、お湯はらったから、また、溜めるのも面倒だし、そんなことしたら不経済だよね。
だから、なんか、物足りないような気持ちで、出ることになります。
最後に、釈然としないことがあります。
湯気でむんむんした中で、バスタオルで体を拭いても、なんか、こう、さっぱりしないよね。
それだもんで、どうしたって、バスタオルをこう体に巻き付けてさね。
なんかの映画みたいに、部屋へ出て行くわけだけど、なんか、全然、さまにならないよなぁ・・。
だいたいあれですか。トイレと風呂が一緒ってのは、ホテルだけの仕様なのですか?
外国の皆様のお宅の風呂って、みんなトイレと一緒なのですか?
洗い場というところは、特にないのですか?
その辺の事情に詳しい人、教えてください。
それに、さとじの風呂の入り方、もしかして違っているかもしれないので、その辺もご指導ください。
さてっと、ひとっ風呂浴びてくるかな。日本人に生まれてよかったずよ。
(2017/4/30)
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