
御嶽海見たくて、大相撲を観るのが楽しみになりました。
つい、興奮して、「行け!行け!行けぇぇぇーっ!」って、誰かさんみたいにでかい声を張り上げてしまいます。
話はそれるのだけど、行司さんって大変な仕事だと、つくづく思うようになりました。
てっちゃには絶対できない仕事です。(そんな心配する必要ないのだけど)
なぜかというと、試合が終わった瞬間、パッと、勝った力士の方(西か東)に軍配を上げなくちゃいけないだよ。
あれって、すごいと思うんだよね。
だってさぁ、ぶつかってそのまま、押し出しだったりすればそりゃいいけど、中には、ぐるぐるぐるぐる回って、どっちがどっちだか分からなくならないかね。
二人とも同じようなおデブちゃんだから、どっちが勝っただか、負けただか、分からなくならないかいね。
行司さん自身もあっち行ったり、こっち行ったりしなきゃいけないから、方向感覚がおかしくなると思うんだよね。
おれなら、、西の力士が勝ったと思って、西に軍配を上げたつもりが、関係のない北の方さしていた。ってことになりそう。
一番、大変だと思うのは、どっちが勝っただか負けただか分からない時、そういう時だってあると思うんだよね。
そういう時、どうするわけ?
まさか、天井の方へ軍配上げて、「わかりませーん」っていうわけにもいかないじゃん。
そうしておいてだよ。
東が勝ったと確信して、東へ軍配を上げたとするよね。
そうすると、「物言い」とか言って、土俵の脇に座って、ただで相撲を見物している元相撲取り4人が、のそのそ出て来てさね。
「協議」が始まるだ。
行司さんそっちのけ。そんな馬鹿なことってあるだぁ。
協議ったって、イヤホンでどっかでビデオのスローモーションみて、判定してもらってるだけだよ。
「ただいまの協議の結果についてご説明いたします。行司軍配は、御嶽海に上がりましたが、御嶽海の足が先に出ており、白鵬の勝ちといたします」 (これは架空の話。実際は、名古屋場所、白鵬やっつけたよね。最高の相撲だった。)
こりゃ、おかしいよ。
ほんとは、
「ただ今の協議の結果についてご説明いたします。控え室のビデオを見ていた係の人の報告によると、御嶽海の親指が1cm、先に出たということですので、白鵬の勝ちです」
と、言うべきですね。
だし、行司さんに一番同情しちゃうのは、
「ただ今の協議の結果についてご説明いたします。行司軍配は、御嶽海に上がりましたが、同体とみて取り直しといたします」なんて平気でいうだ。
こう宣告された行司さんの身になってみ。辛いと思うよ。
決まりでは、行司には同体っていう判定はできなくて、どっちかに、必ず軍配を上げなくちゃいけないだって(ネットで調べました)。
だいたい、同体ってことは、一緒に同時にパタンと倒れたってことだよね。そんなことってあるわけないじゃん。
超高速スローモーションで判定すれば、わかることじゃん。どっちかが必ず先に倒れてるはず。
競馬だって、写真判定で、鼻の差で勝った負けただもんね。
サッカーなんかの審判みてみ。平気でレッドカード、パッと出して一発で退場させちゃうんだよ。
サッカーも元選手が東西南北に座っていてさね。「物言い」ができれば面白いよ。
「ただ今の協議についてご説明いたします。審判は、本田圭佑選手がリオネル・メッシの太ももを蹴ったとみてレッドカードを出しましたが、太ももを蹴る前に、リオネル・メッシの肘が本田圭佑選手の顔面を直撃しており、リオネル・メッシを退場といたします」
話はころっと変わるけど、物言いのこと書いてたら、急に、国会の現状に物言いしたくなりました。
なんだか知らないけど、日本の国会はいったいどうなっちゃってるわけ?
「加計学園が今治市に獣医学部を新設する話は今年1月20日まで知らなかった」って、安倍晋三さん、言ってるけど、そんな馬鹿な、「物言い、物言い!」
でも、あれかぁ、
「ただ今の協議についてご説明いたします。安倍晋三さんは嘘をこいているとの国民の声ですが、安倍首相と加計理事長は、自他ともに認める「腹心の友」の間柄ではあり、何度も何度もゴルフをしたり宴会をしたりしましたが、ただの一回もそのような話をしたことがなく、安倍晋三さんは非常に丁寧に経過について、お答えしており、獣医学部を新設する話を安倍晋三さんが知ったのは、今年の1月20日に決定いたします」
ってことになるんだろうね。 (2017/7/31記)
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