猛暑のある日、何気なくテレビを見ていたら、蚊には「ハッカ油」が効果があると、何かの先生が説明していた。
藪みたいなところでその先生が何かの活動をしている写真も紹介された。
いつも、蚊にやられっぱなしのてっちゃとしたら、これは見逃せない情報だぞ。
こういうニュースが流れると、店頭からその商品が消えてしまうということも良く聞くので、慌てて近くの薬局に直行し、初めて「ハッカ油」というものを手に入れた。
ちょうど、その夜、孫たちが花火をやるというので、これはチャンス。3人の孫たちの、手足に適当に擦り付けてやった。
結果は、コータ君一人だけが、右足の脛に一つ、攻撃されるという結果になった。
この結果だと、効果があるのか、ないのか、はっきりしないので、自分で試してみたくなったという次第。
ハッカ油スプレーの処方箋がネットにあったので、【エタノール 1、精製水 9、ハッカ油 ドバドバ】ハッカ油は多めに入れて作った。
8月20日、蚊が夕食の狩りに出動するであろう3時、実験決行。
手、腕に入念にスプレー、Tシャツと首っ玉にまくタオルにもたっぷりスプレー、準備完了。
物置の前の草がひどいことになっていたので、そこの草取り作業を開始した。
この日も蒸し蒸しする暑い日。でも、手足はすーすーして、実に気持ちがよい。ハッカ独特の香りが体中から立ち上っている。いいぞぉ、こりゃ。
ところが、作業を始めて2分ぐらい経ったころ、顔(こみかみ周辺)に違和感あり。
最近の蚊って、すごく小さくて、ぷーんっていう音たてないような気がするのですが、どうでしょうか?
顔にはさすがにスプレーする勇気がなかったので、そこを狙われました。
こりゃ、いけね。作戦変更、いつも使っている、網付き帽子をかぶって作業再開。
明らかに、周りに蚊の連中がとっついている気配あります。
通常なら、100%刺されるであろう、手、腕には寄ってきません。
こりゃ、いいぞぉ、と、ニヤっとした、その時です。
太ももの後ろっ側あたりがなんか、掻くなってくるじゃん、どういうこと?
しかも両足。
皆さん、蚊ってすごいです。なんと、ズボンの上から、攻撃してきます。
確かに夏用の薄いズボンだったかもしれませんが、それにしても、すごいですね。
ズボンにはスプレーしなかったので、敵はそれを知っていて、ズボンの繊維の隙間からストローを突き刺し、たっぷりとてっちゃの血を吸っていったのです。
悪いことは続くもんです。
なんと、今度は、左の手首(スマートウォッチ)周辺に明らかに、やられた感触がありました。
うそでしょ!
それからです。あっちこっちで、カイカイが始まりました。
作戦終了、終了!
痒いくて痒いくてやってられません。作業を開始して約30分。
完敗!
左腕に7か所 右腕に1か所 太ももに2か所 計10か所 生々しい注射の跡が痛々しく残っておりました。
残念!
【結論】
1.効果があるのは、最初の10分間くらい。(腕に散布し、スースーして涼しい感じの時)その時期を過ぎると何の効果もない。
2.散布するなら体全体にスプレーしておかないと意味がない。
【学んだこと】
1.テレビのいうことをそのまま鵜呑みにして、ハッカ油を買ってみたが、ハッカ油の説明書をしっかり読んでみると、(用途例)として・お風呂に ・虫よけに・お部屋の芳香に、と書いてあるだけで、蚊に効くなんて書いてないじゃん。
2.先日、穂高会館の駐車場付近で草取りをしている作業員の方をお見受けしたが、さすがプロだね。網付き帽子に、長そでのシャツに黒い手差し。厚手のズボンに長靴。完璧、ハッカ油不要。蚊への対応策はこれしかないということ。
そういうことで、報告を終わらさせていただきますが、大した報告にならず申し訳ありませんでした。
ハッカ油の用途例の最初に書いてある「お風呂に」っての気になるので、今度は爽やかに、ハッカ油湯ってのやってみまーす。 報告はしませーん。(2017/8/31記)
“第133回 ハッカ油は蚊の攻撃を防げるか?” への 1 件のフィードバック