てっちゃのコラム 100ー

第138回 夢の話

すもう
 てっちゃは時々おかしな夢をみます。
 それが、、町内会長から、町内会の行事で相撲大会を開くことになったので、てっちゃに選手で出てくださいって言うわけよ。。
 しかも、相手は白鵬(春場所で休場した横綱)だって。
 冗談じゃないですよ。そんな、殺されちゃう。絶対お断りします。って、言うけど、どうしても、出てもらわなきゃ困るって引き下がらないだ。
 でろでろ、やだやだ、ってやってるとこで、目が覚めただ・・。まーず、変な夢じゃねぇ。
 前の長野冬季オリンピックの時の夢は、どうしてもオリンピックに出てもらわなきゃ困るって言われて、そんときゃ、悩んだ末に、カーリングのほうきで掃く選手でお願いしますって申し出たこともありました。
 あれだね、大相撲、御嶽海、思いきり応援してるもんだで、こういう夢をみるだね・・。
 その相撲のことなんだけど、この際、てっちゃ、ちょっと言いたい事あります。
 白鵬のことなんだけど、立ち合いの時、張り手(ほっぺたを叩く)や、かち上げ(上腕を首あたりにぶつける)が横綱らしくないと批判が出てるけど、てっちゃはこれはおかしいと思うだよね。
 だってさ、張り手や、かち上げは禁じ手(反則)じゃないだよ。
 「横綱は張り手をやってはいけない」という決めでもあれば、そりゃだめだけどさ。
 毎回毎回、張り手をやってくることが分かっていれば、当然、その弱点をついて、脇に潜り込む作戦だってあるわけだしね。
 てっちゃは、それより、だれか、白鵬に思い切り張り手を一発かませる関取が出てこないか、期待してたのに、だーれもいないね。やっぱ遠慮してるせいかいね。
 考えてみ、相撲には「猫だまし」って面白い技があるの知ってる?
 立ち合いの時、相手の目の前で、一本締めするだよ。こりゃ、おどけるよねぇ。
 そういう汚い手って、問題にならないから不思議だよ。
 野球でいえば、隠し玉、敬遠(わざと四球)、盗塁、バント、みんな正々堂々じゃないじゃん。
 スポーツってさ、結局は勝つために、相手の弱点に付け込んだり、フェイントかけたりすることなんだよな。
 だから、面白いわけよ。
 前のことだけど、我が御嶽海が、1回、立ち合いに変化して勝った相撲がありました。
 その時、解説の元お相撲さんが、変化した御嶽海に批判めいたことを言いました。
 てっちゃ、久しぶりにむかついたね。
 「なにぉ、こきゃがる。イノシシみたいに突進してくるワンパターンの相手に、危険を避けて、よけるなんてことは当たり前。無理して、真正面から受け止めて、結局負けるなんて、そんなの男がやることじゃないぞぉ。解説の元お相撲さんだって、けっこう、せこい勝ち方してたじゃん。」
 その、御嶽海なんだけど、もちろん、応援してますよ。
 今場所、7連勝のあと、連敗。横綱に勝って、8勝目。良くやりました。ご苦労様。上出来上出来。
 7連勝の時は、へたしりゃ「優勝」なんて、声もあったけど、てっちゃは、それはまずいと思ったね。
 もし、今場所、優勝でもしてみ、えらいこんだよ。ちやほやされてさね。ちょうちん行列なんかやってさ。
 そんな心配しなくてもいいかもしれないけど、 そんなに早い優勝は、御嶽海くんにとっていいことじゃないと、てっちゃは思います。
 御嶽海くんの、こんな夢をみました。
 たまーに、負け越したり、10勝したりしながら、概ね8勝をキープしていきます。
 横綱、大関にはめっぽう強く、格下には、なぜかコロッと負けたりします。
 5年目の春、ついに悲願の「優勝杯」を手にします。それを契機に、一気に横綱に昇進。
 雪深い木曽福島の空に、花火が打ちあがります。ドーンドン、おめでとう、おめでとう。
 目標に達した御嶽海がとった次の手・・。
 笑顔の引退です。
 めそめそ、「力の限界、闘志もなくなりました」なんてことは決して言いません。
 インタビューに明るく元気に答える、横綱御嶽海。
 「皆様の応援のお陰でようやく目標に到達することができました。実は、郷土の木曽福島でどうしてもやってみたいことがあるのです。それをやるつもりでいます。ありがとうございました。」
 かっこいいぞ、御嶽海! (2018/1/31記)

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